ぱとすの人

短歌同人誌「ぱとす」に掲載した文章や編集後記を公開します。

2021-01-01から1年間の記事一覧

楢山節考を考える

今村昌平監督の「楢山節考」を観ました。1983年の作品で、この作品が公開されたとき私は中学生でした。貧しい山村における姥捨てを描いた作品で、公開当時に話題になっていたので観たいと思ったのですが、すでにこの映画を観た同級生がひどい評価の話を私に…

 山口雄也著『「がんになって良かった」と言いたい』感想

『「がんになって良かった」と言いたい』(徳間書店刊)を読みました。著者の山口雄也さんは大学一年のときにがんを宣告されて闘病生活に入りました。闘病生活をブログに記し、それが地元の新聞で「がんになってよかった」というタイトルとともに取り上げら…

ぱとす2021年11・12月号後記

ぱとすはえっちらおっちら復刊第三号まで辿り着きました。秋が深まり、街はこれからだんだん慌しくなっていきます。去年の今ごろの自分を振り返ってみますと、翌年にこのような短歌同人誌を発行しているとは夢にも思わず、私の日記にはだいたい毎日二、三行…

ぱとす2021年9・10月号後記

「ぱとす」復刊第2号をお届けします。前号より4ページ増えました。中綴じの雑誌ですから、ページ数は4ページごと増減します。今号も歌と文章ともにかなり良い原稿が集まったと思います。 これらを印刷物にするのは責任重大です。しっかり自分の役目を果た…

ぱとす2021年7・8月号後記

「ぱとす」復刊第一号をお届けします。まず、レイアウトと紙面デザインに工夫が足りない雑誌となりましたことを同人の皆さまにお詫びします。限られた時間の中でミスや誤植が起こらないことに気を配りましたが、もう少し恰好をつけた雑誌にしたかったなあと…