ぱとすの人

短歌同人誌「ぱとす」に掲載した文章や編集後記を公開します。

ぱとす2022年5・6月号後記

 

「ぱとす」5・6月号表紙

 

 昨年の7月に復刊第1号を発行して、この5・6月号は復刊第6号となります。明るい雰囲気の雑誌にしたいと思いまして、今回は表紙を花の写真にしました。品川区立しながわ中央公園に植えられている花です。この公園の近くに品川区総合庁舎があり、仕事の用事でよくこの公園を通ります。テニスコートもあって何度かそこでテニスをしましたが、最近はそこではテニスをしていません。

 復刊第1号に参加して下さった同人がすでに何人かぱとすから離れていかれましたが、この号ではまた新たにお二人の同人が参加してくれました。捨てる神あれば拾う神ありです。どうか末永くお付き合いをお願いします。ページ数も前号の12ページから今号ではまた16ページに戻すことができました。

 ロシヤのウクライナ侵攻は、これから数年間にわたって戦闘が続くという見通しをロシヤ軍の幹部やアメリカの政府機関が示したそうです。戦争は今年中には終わらないでしょう。

 コロナ禍については、パンデミックの発生当初は確か2年以上は続くだろうと言われ、今後の市民生活は百年ぐらいの長さで新たな生活様式に変化していくとも言われました。昨年の秋に私がツイッターで、コロナはいつごろ終わると思うかとアンケートをとったところ、5年後と答えた人がもっとも多かったです。

 疫病も戦争もかつてのような破滅的な被害を国民にもたらすことはなく、なんとなく曖昧なままうっすらと続いていく時代がやってきたのでしょうか。ウクライナ侵攻もコロナも日本人はほとんど無傷のままでそれがむしろ不安です。

(「ぱとす」5・6月号より)