大変遅くなりましたが、9・10月号をお届けします。今日は彼岸入りで、赤いヒガンバナが満開でしたのでそれを写真に撮り表紙にしました。
世間はさまざまな事件で騒がしい状態が続いています。
平成も始まったころはバブル崩壊やオウム真理教の問題などでずいぶん世の中は騒がしかったと記憶しています。平成の終わりは東日本大震災の発生を始めとして豪雨災害など自然災害で私たちの社会は混乱することがありました。
令和になり、自然災害ではなく再び人為的な理由で社会が混乱する状態になったと私は考えています。コロナ禍は自然界に存在するウイルスによって生じたものですが、過剰な感染症対策や自粛で社会がおかしくなり、そのために自殺者も増えたそうで、これも人為的な理由による社会の混乱だと思います。
世の中の動きがどうであれ、私は趣味の短歌だけは続けていきたいと願っています。永田和宏氏が短歌は自分の人生を記録して形に残していくための優れたメディアであるといった旨の発言をされたことがあります。
狂騒の巷で自分を見失ってしまわぬためにも、われわれは歌を詠み続けるべきでありましょう。
昨年の7月にぱとすを復刊し1年以上が経ちました。なかなか同人の数も雑誌のページ数も増えていきません。会の活動としても、この雑誌を発行するのは当然として、歌会などのイベントを開催したいとずっと思っています。今のところ継続できているのは毎月のメール歌会だけですが、これも途切れることなく続けていきたいです。
楽観しながらもぼちぼちやらなくてはなりません。
(「ぱとす」9・10月号より)